2006年04月27日

「クレジットカードは怖い」という誤解5

空を飛ばずに普段の生活でマイルをためる陸マイラーにとっては、支払いをなるべくクレジットカードにまとめて、ポイントを獲得することが重要です。

日本では「クレジットカードは恐い、現金の方が安心」というイメージがあるようです。
最近、マイルを貯めはじめた陸マイラー初心者だとクレジットカード払いをためらう方も多いのではないでしょうか?
クレジットカードを使わない方の理由を聞いてみると以下の3つに集約できるようです。
  1. 手数料や金利がかかるのでは?
  2. 盗まれたら大変
  3. 使いすぎが怖い
この際ですから「クレジットカードは怖い」という方の誤解や偏見を解いてみたいとおもいます。


1. 手数料や金利がかかるのでは?

クレジットカードの利用だけでは利用者側に手数料はかかりません。
お店からクレジット会社に決済手数料として3%〜5%が支払われているからです。
お店のメリットとしては手持ちの現金が少ない利用者に対しても販売でき、販売機会がふえ、売り上げがあがるということになります。

たまにクレジット手数料を取るお店がありますが、本来はクレジットカード会社との規約で禁止されているため、本来は利用者が手数料を支払う義務はありません。
最近は「表示の価格は現金特価です。現金以外でのお支払いの場合は、金額が変わりますのでご注意ください」という具合に、クレジット手数料を取るのではなく、「現金だから安い」とするお店もありますが、クレジットカード会社からはクレジットカード支払いを理由にして価格を変えることも一応禁止されています。

カード会社のもうひとつの収入源は分割やリボ払いに対する金利手数料です。
でも、クレジットカードの支払方法の中には金利手数料の掛からないものもあります。
クレジットカードには現金払いにはないポイントサービスや割引サービスなどが付いています。
金利手数料のかからない支払方法を選べば現金払いよりもクレジットカード払いのほうがおトクだとおもいませんか?

    金利手数料が掛からない支払方法

  • 一括払い
    利用金額を定められた支払日に全額一括で支払います。

  • 二回払い
    利用金額を2回(2ヶ月)に分けて支払います。

  • ボーナス払い
    ボーナス月に一括で支払います。

「二回払い」は、利用金額を二回に分割して支払うので「分割払い」と誤解されがちです。
実は、法律上「分割払い」は3回以上となっていて「分割払い・割賦」とは異なります。
したがって「二回払い」の場合、金利手数料はかかりません。

    金利手数料が必要な支払方法

  • 分割払い
    利用時に3回以上の支払・分割回数を指定して、利用金額を分割して払う方法です。
    利用金額に対して金利手数料が掛かります。

  • リボルビング払い
    あらかじめ定められた最低支払額以上の金額を支払う方法です。
    利用限度額の範囲内では利用の金額・件数にかかわらず、毎月の支払額が一定となります。
    未払い金額に対して金利手数料が掛かります。

リボルビング払いの場合で、最低支払い額よりその月の利用額が少ない場合、一括で支払われ金利手数料がかからないクレジットカード会社(三井住友、VIEW、OMC、UCS等)もあります。

2. 盗まれたら大変

「上着に財布を入れたままハンガーにかけておいたら盗難にあった」よく聞く話ですよね。
現金の場合は、犯人が捕まらないかぎりもどってきません。
クレジットカードで被害にあった場合、カード会社に連絡すればクレジットカードを利用停止にすることができます。
カードの不正利用やスキミングなどの被害の場合、クレジットカード会社の盗難保険があるので利用者の負担はありません。
(暗証番号をつかった決済やキャッシングは別です。暗証番号に電話番号や生年月日をつかったり、手帳にメモしておくのはやめましょう)

つまり現金を持っているよりもクレジットカードのほうが安全ということですね。
「現金は必要最小限」「クレジットカードで払えるものはクレジットカード」のほうが、盗難の被害を少なくすることができます。

3. 使いすぎが怖い

クレジットカードがあれば、現金を持っていなくてもショッピングができます。
そのためついついクレジットカードを使いすぎてしまうということですね。

「今は現金がないけれどクレジットカードで払っちゃおう。請求は給料日後なので大丈夫」というような使い方をする方、クレジットカード払いだと使いすぎる傾向がある場合はクレジットカードを持つのはやめたほうがいいでしょう。

毎月の利用明細書で収入と支出のバランスをチェックしましょう。
クレジットカードで払うのも自分のお金を使うことにかわりはありません。
クレジットカードを使うのか使わないのか、どのように使うのかは利用者に決定権があります。
自分がコントロールできていれば、ちっとも怖くないのです。

カテゴリー「クレジットカードにまとめる」の過去の記事もご覧ください。

陸マイラーのカード選びについての関連記事もご覧ください。
  1. ANAマイラーのカード選び 上級者編
  2. JALマイラーのカード選び 上級者編

2006年04月23日 作成

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この記事へのコメント

1. Posted by SOE   2006年05月02日 00:02
初めまして。
カードの不正使用やスキミングの場合には、
盗難保険の適用外ではないでしょうか?
その場合、責任は不正使用のあった店側が担保し、
事実の証明をカードの所持者が自らせねばならない
ケースがあると聞いたことがあります。

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