2007年04月11日

トランスファーとストップオーバーの陸マイラー的利用方法

ANAのディスカウントマイルキャンペーンという記事に

「陸マイラーの場合、マイルを貯めるのは得意な方が多いのですが、マイルを使うのはあまりという方が多いようですね。たとえば韓国往復の特典に国内乗り継ぎを絡めるなど、いろいろと方法はあるんですが・・・・」

と書いたところ、コメントと掲示板経由で記事のリクエストを頂きました。
ゆうさん、ひでさん、コメントありがとうございます。
今回はトランジットとトランスファー、ストップオーバの概要と陸マイラー的な利用法についてまとめてみたいと思います。



トランジット(通過)とは

トランジットとは目的地に向かう途中で燃料の補給や機内整備などでいったん別の空港に立ち寄り、同じ飛行機で再度出発することです。
寄航時間は通常30分から1時間程度です。
乗客は機内でそのまま待つ場合といったん降機して空港の待合室を利用する場合があります。
降機する場合は機内の清掃がおこなわれますので、手荷物は荷物入れに納めるか、機外に持ち出す必要があります。
もちろん、パスポートなどの貴重品は必ず携帯したほうが良いですね。


トランスファー(乗り継ぎ)とは

途中でまったく別の便に乗り換えて目的地まで向かうことです。
たとえば国際線でハブ空港のシカゴに向かい、シカゴで乗り継いでアメリカの国内線で目的地のマイアミに向かうというパターンですね。
トランスファーでは滞在時間は24時間以内という制限があります。
上の例ではアメリカ国内での乗り継ぎですから、シカゴで空港外に出ることも可能です。
シンガポールで乗り継いでオーストラリアに向かう場合などは、空港外に出るにはシンガポールでの入国審査が必要になります。


ストップオーバー(途中降機)とは

目的地に向かう途中の乗り継ぎ地に24時間以上滞在することです。
ストップオーバーすると目的地以外の都市にも数日滞在することができるわけですから、1回の旅行でたくさんの土地をまわるなど旅の楽しみが増えることになりますね。
通常のエアチケットでストップオーバーする場合、追加で料金が必要になることもあります。


トランスファーとストップオーバーの陸マイラー的利用方法

陸マイラー的に見逃せないのは国際線特典航空券の場合、トランスファーとストップオーバーには追加費用がかからないということです。
航空会社によってルールが多少変わるとはおもいますが、ANAの場合の国際線特典航空券の利用条件の注目部分を抜き出してみます。

出発地から目的地へ向かう途中、出発地の経度方向に経路をとる(遠回りをする)ことはできません。
また、目的地から出発地に戻る途中、目的地の経度方向に経路をとることもできません(日本国内はこの対象外です)。
途中降機可能な都市は、目的地を含めて1都市1回までです。
旅程は最大8区間(うち、日本国内区間は4区間まで)となります。
出発地と最終帰着地が異なる旅程の場合、同一国内であることが必要です。
出発地・出発国を経由して別の目的地に行く旅程は組めません。
目的地とは別に往路・復路それぞれ1回ずつ、途中降機(24時間より長い期間の滞在)ができます。目的地以外での地上移動は途中降機とみなします。
日本発の旅程の場合、日本国内での途中降機(24時間より長い期間の滞在)はできません。
海外発の旅程で目的地に日本国内都市が含まれる場合は、日本国内での途中降機は往路・復路どちらか1回のみとなります。

まとめてみると以下のとおりになります。

  • 遠回りしなければ目的地も含めて3箇所で24時間以上の滞在が可能
  • 日本国内では4区間で乗り継ぎ毎に24時間以内の滞在が可能
  • 海外発の旅程で目的地が日本の都市の場合は日本国内のストップオーバーは1度のみ
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一例として、ソウル往復の特典航空券に北海道、大阪、名古屋、沖縄の乗り継ぎ毎に24時間以内の滞在をからめた旅程を考えてみました。
ANAの特典航空券のオンライン予約の場合、「区間毎の選択」→「区関数追加」で最大の8区間の指定ができます。
日本国内区間は4区間までという縛りがあるため、6区間までの旅程になっています。
ANAのオンラインシステムは結構使いやすいですし、こんな複雑なフライトの予約でも問題ないようですね。

韓国往復の特典航空券は通常15,000マイルですが、今回は特典航空券20%OFFキャンペーンも適用となるため必要マイルは12,000マイルとなりました。
空港使用料と燃料サーチャージをあわせると10,110円と負担ですが、国内線の特典航空券と同じ15,000マイルで4都市周遊ができるわけですね。
海外発の旅程で日本国内のストップオーバーをからめればいろいろと応用できそうだと思いませんか?

マイルを使うカテゴリーの過去の関連記事もご覧ください。

  1. ANAのディスカウントマイルキャンペーン
  2. 特典を使用して遅延・欠航になったら
  3. ホテルの手配もトクをする アップルワールド編
  4. 特典航空券なのに燃油サーチャージがかかる?
  5. 特典航空券をパッケージ旅行で使う
2007年04月11日 作成

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この記事へのコメント

1. Posted by サンペー   2007年12月03日 21:59
5 はじめまして!
このHPを見て、やっとなんで同一マイルで色々な都市を周遊できるのか?のロジックがわかりました。
ありがとうございます。
あと一つ質問なのですが、もし仮に例のような、国内海外を合わせて予約をとった場合、その一つがキャンセル待ちで、キャンセルがでなかった場合というのは、キャンセルマイルなしで全工程キャンセルというのは可能なのでしょうか?

よろしくお願いします。
2. Posted by masa[管理人]   2007年12月04日 16:24
サンぺーさん こんにちは
ご訪問ありがとうございます。

ANAは2008年度から特典航空券は距離によって必要マイルが増減するため、この記事のような特殊な発券方法は意味がなくなりそうです。
(JALはまだ大丈夫です)

国際線特典航空券のキャンセル待ちはしたことがありません。
(とりあえず、日時が違っても予約を入れておき、あとから変更をかけています)

通常、すべての予約が入った時点で発券となりますので、おそらくキャンセルマイルはかからないと思います。
(予約を入れるときにデスクに確認した方がよいとおもいます)

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