2008年05月22日
ANA・JAL 燃油高騰で燃油サーチャージ値上げ申請へ
陸マイラーがJALやANAのマイレージで無料の特典航空券を発券した場合でも、パッケージツアーや悟空やエコ割などの割引運賃で国際線の航空券を発券した場合でも追加で必要になるのが「燃油サーチャージ」(燃油特別付加運賃)です。
燃料サーチャージではありません。
大辞林によると燃油=燃料の油なので当たらずといえども遠からずなんですが、間違って覚えている方も多いようでgoogleで「燃料サーチャージ」を検索すると10万件以上の一致するページがあったりします。
ニューヨーク原油価格も値上がりし続け、22日のニューヨーク原油価格は1バレル=135ドルを最高値更新しました。
ちょうど改定時期でまずいなぁと思っていたんですが、ANA・JALともに7月からの燃油サーチャージの改定を申請しています。
日本 - 欧州・米国本土・カナダ・中東間は片道2万8,000円となり一気に8,000円の値上げ、夏休みシーズンの海外旅行に影響しそうです。
ANA>国際線旅客「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請
JAL>国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」について
改定前後の燃油サーチャージ
6月30日発券分まで現行と7月1日発券分からの改定後の燃油サーチャージをまとめます。
1人1区間片道当たりの国際線運賃です。
| 路線 | 現行(〜6/30) | 改定後(7/1〜) |
|---|---|---|
| 日本=欧州・北米・中東 | 20,000円 | 28,000円 |
| 日本=ハワイ・タイ・インド・シンガポール・マレーシア | 14,000円 | 20,000円 |
| 日本=香港・台湾・グアム・ベトナム | 8,000円 | 10,500円 |
| 日本=中国 | 6,500円 | 8,500円 |
| 日本=韓国 | 2,500円 | 3,500円 |
| 日本⇔ブラジル(JALのみ) | 24,000円 | 32,000円 |
改定後はアメリカ往復で5万6,000円。
家族4人の場合は22万4,000円もかかるんですね
安いツアーでも燃油サーチャージを家族の人数分を徴収されるため、ゴールデンウィークにはニュースにも取り上げられていましたが、夏休みの方が厳しそうです。
燃油サーチャージとは
燃油サーチャージとは国際線の航空券にかかって来るサーチャージ(Surcharge・割増料)の事です。
その額は下記のような手順で決められています。
- 燃油サーチャージ額は、原則として四半期ごとに見直し(3ヶ月間固定)
- 燃油価格の変動により、その都度燃油サーチャージ額の変更は行われない
※ただし、関係国政府に変更申請を行い、認可される場合もある。 - 燃油サーチャージ額の改訂基準となる燃油価格は、改定時点での直近3ヶ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均を用い、別紙基準(ANA・JAL)で決定する。
- シンガポールケロシン市況価格が3ヶ月間平均して1バレル当たり45アメリカドルを下回った場合には廃止となる
燃油価格については、米国エネルギー省ホームページにて公表しています。
Spot Prices for Crude Oil and Petroleum Productsの「Kerosene-Type Jet Fuel」の「Singapore」欄参照。
ただし、ページ上の表示単位は1ガロン当たり米セントなので表示額に0.42を乗じて1バレル当たりの米ドル額に換算する必要があります。
今回の申請は2月〜4月の3ヶ月平均値を5月初旬に確認し7月〜9月の発券に適用ということになります。
かなりの額の値上がりですし、燃油サーチャージは発券ベースで徴収されますから、6月末までに発券できればかなりおトクということですね。
現時点ではノースウエストやユナイテッドなら特典航空券は燃油サーチャージはかかりませんし、シンガポール航空など燃油サーチャージが安い航空会社もありますし、比較して航空券を手配するというのも良いでしょう。
今回のまとめ
ということで、今回もまとめてみたいと思います。
- 国際線航空券の燃油サーチャージは2008年7月1日発券分より値上げされる
- 7月以降の便でも6月末までに発券すれば値上げ前の運賃で済む
- ノースウエストやユナイテッドの特典航空券は燃油サーチャージが不要
- 燃油サーチャージが安い航空会社を選ぶとおトク


