2009年10月18日
ANA 年末年始も燃油サーチャージを継続
燃油サーチャージは、ジェット燃料市況に連動する形であらかじめ決めた算定基準に沿ってあらかじめ決めた期間ごとに見直す仕組みですが、JAL ANAともに、一時期は廃止していましたが2009年夏以降の原油価格の再上昇を反映し、10月発券分から再設定しました。
燃油サーチャージは、市況価格が1カ月間平均して1バレル当たり60ドルを上回った場合に適用されるルールになっており、8月〜9月の平均燃油価格は、1バレルあたり約76.9米ドルでした。
ANAは航空燃料市場価格の動向をよりタイムリーに反映させるという理由で、今年の8月まで3ヶ月ごとだった燃油サーチャージの算定間隔を次回から2カ月ごとに変更しました。
今回が初の2ヶ月間隔での見直しとなります。
他に2ヶ月間隔の見直しを決めたのはアメリカン航空、ユナイテッド航空、エア・カナダ、オーストリア航空の4社です。
JALをはじめとする大多数の航空会社は3ヶ月改定を維持しています。
JAL>国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
ANA>燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について
10月以降の燃油サーチャージ
JALとANAの10月1日発券以降の燃油サーチャージをまとめます。
1人1区間片道当たりの国際線運賃です。
| 路線 | 改定後(〜10/1) |
|---|---|
| 日本=ブラジル(JALのみ) | 10,000円 |
| 日本=欧州・北米・中東 | 7,000円 |
| 日本=オセアニア(JALのみ) | 7,000円 |
| 日本=ハワイ・インド | 4,000円 |
| 日本=インドネシア(JALのみ) | 4,000円 |
| 日本=タイ・シンガポール・マレーシア | 3,000円 |
| 日本=ベトナム | 2,000円 |
| 日本=サイパン(ANAのみ) | 2,000円 |
| 日本=グアム・フィリピン(JALのみ) | 2,000円 |
| 日本=香港・中国・台湾 | 1,500円 |
| 日本=韓国 | 300円 |
今回のANAの見直しではサーチャージ額の変更はありませんでした。
ANA、JAL共に金額が横並びとなっています。
陸マイラーがJALやANAのマイレージで無料の特典航空券を発券した場合でも、パッケージツアーや悟空やエコ割などの割引運賃で国際線の航空券を発券した場合でも、10月以降の発券では「燃油サーチャージ」(燃油特別付加運賃)が追加で必要となります。
燃油サーチャージとは
燃油サーチャージとは国際線の航空券にかかって来るサーチャージ(Surcharge・割増料)の事です。
その額は下記のような手順で決められています。
- 燃油サーチャージ額は、一定間隔で見直し(JALは3ヶ月間、ANAは2ヶ月間固定)
- 燃油価格の変動により、その都度燃油サーチャージ額の変更は行われない
※ただし、関係国政府に変更申請を行い、認可される場合もある。 - 燃油サーチャージ額の改訂基準となる燃油価格は、JALは改定時点での直近3ヶ月間、ANAは2ヶ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均を用い、別紙基準(ANA・JAL)で決定する。
- シンガポールケロシン市況価格が平均して1バレル当たり60アメリカドルを下回った場合には廃止となる
燃油価格については、米国エネルギー省ホームページにて公表しています。
Spot Prices for Crude Oil and Petroleum Productsの「Kerosene-Type Jet Fuel」の「Singapore」欄参照。
ただし、ページ上の表示単位は1ガロン当たり米セントなので表示額に0.42を乗じて1バレル当たりの米ドル額に換算する必要があります。
今回のまとめ
ということで、今回もまとめてみたいと思います。
- JALとANAは国際線航空券の燃油サーチャージは2009年10月1日発券分より復活した
- ANAは燃油サーチャージの見直し間隔を2ヶ月ごとに変更し、今回が初めての見直し
- 今回のANAの見直しでは燃油サーチャージ額の変更はなく、ANA・JAL共に横並びのままとなった


